使い捨てられた家

前回の続きのような話です。 翻って「外国の人が日本の家を買ったり借りたりして、どう使っているか?」というお話。 結論から申しますと、 国によって使い方が違うわけではなく「人によって考えが異なる」というのが正解でしょう。 私の経験上わかったことをここに書き留めておきます。   【きれいに使う人の特徴】 ・夫婦の仲がよい ・ペットがいない ・自分で「きれい好き」「細かい性格だ」と言っている ・「人」も「モノ」も大事と考えている ・契約の時の課題が少ない ・お金がある   【ひどい使い方をする人の特徴】 ・日本の考え方や習慣・気候条件を理解しようとしない ・料理好き ・ペットがいる ・若者 ・その建物を仕事で使う(仕事や学業を優先) ・「きれいに使いますよ」「心配しないで」と言う ・「モノ」より「人」を優先する ・契約時にきつい交渉をする、あるいは問題が全くない ・お金がない ・・・と、こんな感じです。   先日、【ひどい使い方をする人】の跡地を掃除してきました。 くさい。 油ギトギト。 借りたものなのに、壊れていようが腐っていようが、そのまま放置。 虫が湧いている。 2年前は新品だったのに、10年前のものですか?と言いたくなるほど急速に劣化。   こうなるので、しっかりお金で解決してもらうこととしました。 写真など証拠をしっかり出して、きちんと請求します。 借りる=使い捨て、あとは大家さんに任せるもの、と考えている人も多いです。 そのツケはしっかり多額の費用となって返ってきますので、 外国の人、日本人関係なく、容赦なく高額請求することを、 契約する前にきちんと説明するのがよいと考えています。   日本の不動産の価値を下げないためにも、まずは私が実践・推進していきたいと思います。