なんとかする力

トラブルが発生した時、一番役に立つ力。

それが「なんとかする力」です。

最悪の解決の仕方は、

「相手との縁を切る」

「ゴリ押し」

「多額のお金」

だと思っています。

 

「なんとかする力」というのは、

いかに生き残るか、

いかに相手との関係を続けていけるか、

いかに手元にお金を残すか、

まさに人間世界でのサバイバルの実践です。

これを私は「自活力」と勝手に名付けています。

 

先週も書いた通り、大家さんや賃貸管理をやっていると、

入居者からあれこれクレームや相談事が来ます。

 

海外の方からよく耳にするのが

「エアコンが効かない」

「エアコンが壊れた」

ということ。

取り付けて数年の、日本製のエアコンが壊れることは滅多にありません。

大体が、霜取り運転だったり、

とんでもなく冷え込んだ寒い日のことであったり、

補助暖房も用意せず、南国のような格好をしているなど、

日本の生活を「舐めプ」している人が多いですね。

日本には四季がありますからね。

しかも富山ですからね。

夏暑くて冬寒い。春と秋は1ヶ月あるかないか、という環境です。

「郷に入りては郷に従え」

国に合わせて、環境に合わせて、

生活スタイルに順応して欲しいな、学んでほしいな、

と思います。

 

若い方だと、昔のカギの開け方・閉め方がわからない方もあります。

カギを差して、

押し込んで、

回して、

手前に戻して、

カギの位置も戻して、

引き抜く、

というタイプです。

決して昔のカギというわけではなく、現代でも普及しているものですが、

数は少なくなっているでしょうね。

先日、このタイプのカギで、

「全然カギが抜けないから壊れてるんじゃないの?」

「ハウスメーカーの人に来てもらったら

カギ専門の業者に見てもらって

直すか交換して貰う必要がありそうだって聞いたんだけど」

と言われました。

最後の「カギの位置も戻して、引き抜く」

これを知らなかったみたいです。

危うくカギ交換代(推定:13,200円)がかかるところでした・・・。

ハウスメーカーさんも、自活力が低かったかもしれないですね。

 

こういうことは、一度経験して知れば、

「な~んだ、そういうことなのか」と理解してもらって、

解決!となることがほとんどです。

あれやこれや聞いてくる人は、

基本的には「知らない」「わからない」ことが多いです。

学力や、地域のこと、人間関係や、

営業力・専門知識のようなことは

私よりもよく知っているという人は多いはずです。

でも、これまでの生活経験や、おばあちゃんの知恵袋的なこと、

小学校の理科の実験などで学んだはずのこと、

「伊東家の食卓」に出てきた裏ワザ(古っ)とか、

「トリビアの泉」に出てきた微妙に実生活に関わるネタ(古っ)

なども、要所要所で活かせる時があります。

 

詳しいことは、リアルでお会いした時の雑談のネタにでもしましょうかね。