空き家を発掘して、貸せるようにします(その1)

先週と似たようなタイトルですが、こちらも一段落ついたのでご報告です。

昨年の11月、弊社のホームページに、

下記のようなお問い合わせメールが届きました。

「○○市××町で空き家を探しています。

 母子家庭なので資金がなく、出来れば空き家賃貸も考えております。

 ペット可が希望です。

 自分で足を運んでみたところ、平屋の空き家が何件かありますが、

 持ち主を調べて交渉も出来ますでしょうか?

 宜しくお願い致します。」

射水市ではなく、少し離れた場所のお問い合わせでしたから、

「うまくできるかなぁ」と思いつつ、ご協力し始めました。

実際に、この問い合わせに対し、このように返信しています。

「少し厳しい言い方をしてしまいますが、

 すぐに使える空き家というものは早々ありません。

 あったとしても、他人に貸してくれるという人は、

 私の経験上、5%あるかないか、という現状です。

 弊社は、そういった現状を踏まえた上で、

 □□さまのお役に立てるような活動・お手伝いができればと考えています。

 ちなみに、まずお聞きしたいのは、

 私のホームである射水市なら、

 いろいろ配慮できる物件はありますし、作り出しやすいのですが、

 ××町から射水市に引越せる可能性はあるでしょうか?

 ××町にある空き家を、持ち主を調べて交渉するということは

 できなくもないですが、話ができたとしても貸してくれる可能性が低く、

 調査費用が別途かかることをご了承いただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。」

という感じです。

後で聞いたところ、

「地元の不動産屋に何軒か聞いてみたんですけど、

 どこも相手にしてくれなくて・・・。

 伊藤さんがここまでしてくれて、助かりました。」

とのこと。こう言っていただけると、俄然、やる気が出ます。

褒められて伸びるタイプ。単純ですね。

実際にこういうことができるのは、私ぐらいしかいないという自負もあります。

では、まず何をしたか。

1)問い合わせされた方から、空き家と思われた家の所在を教えてもらう→6軒ありました

2)伊藤が登記情報を調査する(331円×6=1,986円)

3)登記上の所有者宛に、借りたい旨の手紙と、弊社の紹介資料を添えて送る(84円×6=504円)

その結果は?

宛先不明で返送されたのが2軒。

メールで断られたのが1軒。

電話で断られたのが1軒。

そして。

電話で「話を聞いても良い」と言われた方が1軒!

もう、この方に望みを託すしかない!

日を改めて電話で、

・空き家を貸せるようにするにはどうすればよいか

・貸し方にも数パターンあること

・入居希望者はどんな人か

・メリットやデメリット

をお話しました。

ご納得いただけたようで、

「私は伊藤さんの話を聞いて、貸してもよいと思った」

「教えてもらったことを他の家族に共有して年内中にお返事します」

とのこと。

さあ、どうなる?!

(つづく)