空き家の売却査定×3

ひたすら査定書を作っていました。 空き家の場合、基本は「土地価格の査定」です。 建物の評価は、状態にもよりますが、数年放置されている場合はいろんな部分が傷んでおり、修繕しないと使えない、ということが多々あります。 また、昔の造りなので、現代のライフスタイルに合わない間取りであったり、駐車スペースがなかったりして、「売りづらいなぁ」と不動産屋泣かせのものが多いのです。 良い材木が使われていたり、ハッと目を見張るような珍しい造りがあったりすると、付加価値を付けて売ることもできる可能性があるのですが、あまりうまく行った試しがありません。 やはり、一番は「立地」です。 その場所に居を構えることで、どんな体験ができるか。 もちろん、駅から近い、スーパーやコンビニに近い、病院に近い、小中学校に近いなど、まずはじめに便利さが思い浮かぶでしょう。 最近の事例で「これはうまくハマったなぁ」というのは「海が見える・海が近い」という物件でした。 射水市に限らず、富山県内で海に面した地域は、この優遇された立地条件をよく吟味してみたらよいと思います。 「海を身近に感じられる」というのは、日本国内ならず、世界を相手に通用すると思います。 現に、アメリカ在住の方から問い合わせを頂いたこともありました。 英語で受け答えなんてできん!とビクビクしていましたが、アメリカ在住の日本人だったのでホッとした覚えがあります。 自分の気づかないところに、魅力や需要があったりするものです。 私たちに相談したからといって、都合よくそういったものが見つかるわけでもありませんが、客観的に、丁寧にアドバイスができれば、と常々思っています。