珍しい報告

空き家は、貸家にすることが多いです。

ただ、扱っているのが築年数が40年、50年経っている物件たちですので、

入居後に電話をいただき

「これどうなってるの?」

「早く直して!」

とお叱りをいただくことも多々あります。

ですので、神経質な方は高い家賃を払って、

できるだけ新しい、きれいなところに引っ越されるのが良いです。

 

そんな中、自宅の建て替えを機に、

弊社の貸家を半年間だけ借りられることになったご家族から、

入居されて1週間ほど経ってよりお電話がありました。

「はぁ、またクレームか・・・」

と思って聞いてみると、

「伊藤さんが言われていたよりお風呂が温かくてびっくりしました!

何か、保温装置でも付いていたんですか?」

という内容。

築40年の家で、ステンレスの浴槽です。

タイル貼りの浴室で小さな窓がついているだけの、

昭和後期の至って普通のお風呂なのです。

前に入居していた方からは

「冬のお風呂が寒くて寒くて、

浴槽に張ったお湯がすぐ冷めるから足し湯ばっかりしていた。

さっさと新しい貸家に引越したかった」

とグチグチ嫌味を言われていたので、

予想外のことでびっくりしました!

  はて?どういうことか?

よくよく話を聞いてみると、

浴槽のフタにアルミの保温シートを重ねていたようで

「きっと保温シートの効果が発揮されていたのでしょうね」

と思いました。

まぁ、何にせよ、

クレームでなくて一安心したのと、

とてもほっこりした嬉しい気持ちになりました。

 

こういう経験を積むと、

古い家でも一工夫すればなんとか補完できる、

と勉強になりますね!