先日、賃貸アパートの一室を案内したところ、
退去後しばらく手を入れられずに放置されている様子でした。
床・ふすま・壁は未補修。
エアコンは元々付いていたのかは不明。
照明器具も外されていました。
とにかくホコリっぽく、コロナでマスクしているから耐えられるような感じです。
管理会社に尋ねてみると、
入居者が決まってから、もろもろ手直しされるとのこと。
エアコンは、入居者が付けてください、だそうです。(^_^;)
でもこの現状だと、もっと賃料を下げないと借り手は見つからないだろうな、
と感じました。
平成30年時点の調査では、日本全国に848万9千戸の空き家があります。
そのうち賃貸用の空き家(空室)は455万5千戸と、
空き家の半分以上は賃貸物件の空室なのです。
適切に管理されていればいいのですが、
管理不十分であったり、客付けが疎かになって放置されている賃貸物件は、
空き家と並んで、隠れた問題になっています。
そんなボロアパートがあれば、私は欲しいですけれどもw
維持管理する資金が、大家さんにないので、放置されてしまうんですよね。
管理会社がきちんと提案しないと、完全に放置プレイです。
「空き家にカウントされるかも」ではなく、しっかりカウントされてます。
不動産の管理能力や意識というのは、
一個人だけでなく、管理に携わる企業も含めて、
水準を維持していく必要があることを考えさせられます。